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サンリオの秀作、女子の夢!〈くるみ割り人形〉

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生まれて始めて観た長編人形劇はおそらくこの作品やと思う。
先日見つけたので即レンタルしてしまった。
サンリオ制作「くるみ割り人形」。
解説によれば、E・A・ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王様』を下敷きにして、チャイコフスキーのバレエ組曲『くるみ割り人形』の音楽を用いた作品ということらしい。
原作は読んだ事ないし、バレエももちろん観た事無いので、今でもくるみ割り人形というとこの作品のイメージがとても強いんよね。


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なかなか眠らない主人公クララに「眠らないとジャンカリンがやってきますよ。」と諌めるばあや。

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薄笑いを浮かべ、夜の街を徘徊するシルクハットのオッサンは子供にはトラウマ間違いナシ。
かくいう私もこれを見た後親によく「ジャンカリンが来るよ!」と言われたもんだった。

サンリオ作品と聞いて鼻で笑ったアナタ!子供向けのちゃちな作品とは全然違うんだよ~。
人形アニメならではのトラウマ的な不気味さもちゃんと残っているし、大人もちゃんと観られるとってもよく出来た作品なのだ。

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ジャンカリンにクリソツのドロッセルマイヤーおじさんからもらった(うばった?)ブサイクなくるみ割り人形をきっかけに、夢ともうつつともつかないクララの人形の国での冒険が始まる。

途中途中に挿入される実写のバレエが何ともちぐはぐなんやけど、バレエ組曲だからそこは押さえとかんとアカンのかな?
森下洋子というバレリーナは日本を代表する凄い方らしいけど、すっごい違和感があったぞ。



柱時計の中に広がる人形の国では、敵対するネズミたちとの戦いにより、呪いをかけられネズミ顔になってしまった姫の呪いを解くために国中から名士が集められている。
ここで姫の婚約者のフランツ王子登場。赤毛のりりしい若者。運命を感じるクララ。

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うわー、ベタな演出だ~~。

また、時代のハヤリを彷彿させるようなシーンも。
名士たちの論戦シーンでは聞いたことあるよな声が飛び交う。
後で確認すると、大橋巨泉、坂上次郎、愛川欽也、藤村俊二…。凄い豪華やん!
大サービスで「あ~あ、やんなっちゃうな~。」を歌うのは牧伸二


クララに助言を得て愛する姫の呪いを解いたフランツ王子。
しかしネズミに魔法をかけられ姿を変えられてしまう。その姿は、もうおわかりですね。ブサイクなくるみ割り人形になってしまったのだ。
卵が先か、ニワトリが先か。一体どっちがホンマの姿なの?とちょっと辻褄がわからんけどこの話のキモは辻褄ではない。

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呪いが解けた姫は、ブサイクな人形になってしまったフランツを見て「こんなみっともない人形なんて大嫌い!」とフランツ人形を投げ捨ててしまう。アンタも人形だろ!
分かりやすい展開やねえ。

姫に捨てられた王子、もといくるみ割り人形を抱き、魔法を解く方法を探すクララ。
森の奥で出会った時計屋のオッサンに、魔法を解くには「本当の愛」が必要だと教えられる。そしてそれができるのはお前だけだと。
ちょっと説教臭いが、まあ要約するとお伽噺のお約束で、容姿にとらわれない本質を愛することができるかという事やね。
王子と結ばれるためにはヒロインのひたむきさが試されるのだ。
全然関係ないけど時計だらけの異様なオッサンの家は、似てないけど寺山修司の「さらば箱船」を思い起こすぞ。

ネズミの残党の魔の手からくるみ割り人形を守り抜いたクララ。
彼女の「真実の愛」がフランツにかけられた呪いを解く。
気づくと彼女がいるのは家のベッド。あれは夢か幻か。
そこへ現れるのは、数年ぶりに彼女を訪ねて来たフリッツお兄様(親戚の設定?)。
もちろん彼の姿形はあの王子フランツそのものなのだ。

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フランツにやさしい言葉をかけられうっとりするクララ。思わずこっちまでウットリ…。
だけどよくよく見ると、フランツとクララ、スケールが違いすぎる!クララ顔でかい~。
とにもかくにも、試練を乗り越え本当の愛を貫いたヒロインには素敵なゴールが用意されているのだ。
ところでフランツ王子はあさはかな姫の心は見抜けなかったのだろうか。
彼に真実の愛は宿っているのか?クララの先がちょっと心配だぞ。

それはともかく、ええ話やわぁ~。とエンドロールをみていて一気に酔いが醒めた。
可憐でかわいいクララの声は杉田かおる
嗚呼、年月と現実は残酷だ~。
さらに、劇中の挿入歌の作詞は何と寺山修司だ!
私は劇中音楽が流れるたびに「そして時がすこ~やかに…」が思い出されてならなかったんだけど。。。ともあれこれまた豪華!


1粒で2度3度オイシイ、年月が経った作品ならではのいろんな楽しみ方ができました。20数年ぶりに観たのですがとっても良かったです。
途中にちらりと混ぜ込まれているサンリオキャラはちょっとあざとかったけど。。
お子様のいらっしゃる方はぜひ一緒にどうぞ!寝ない子もすぐ寝るようになりますよ(?)
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コメント

見たことないんですが、昔のドラマとかもおおぉ、こんな所にこんな人がちょい役で!なんて事があっておもしろいですよね。
大御所の皆様もこんな所にご出演されてたとは~

これいいねー

くるみ割り人形はずいぶん前にこちらでジョン・ノイマイヤー演出のバレエをみたことがあります。
家にある本当に胡桃が割れる人形はクリスマス前にはいつも飾ります。
寺山修司はちょっと前までYOUTUBEでいろいろな作品を懐かしく観ていました。
牧伸二ナーんて懐かしすぎーだよー
思い出させてくれておおきにー

ぷりんさま

昔のドラマや映画で「この人こんな男前だったの?!」とびっくりすることありますよね。
「仁義なき戦い」を昔観て文太アニキに惚れました^^

ヘルブラウさま

くるみ割人形持っているんですね~。海外のおうちという感じがします。

YOUTUBEは何でもありますけど、寺山修司まであるんですね。。探してみようっと。

私も小さい頃、このくるみ割り人形が大好きで何度も観てました!
人形のドレスやら可愛らしいセットが乙女心をくすぐりまくりでした。当時はジャンカリンがすごく怖かったなぁ。小さい子にとっては、あれは確実にトラウマになりますね。

子供向けの映画ではあるけれど、この映画ものすっごく手間とお金がかかってますよね。セットや人形も作り込んであるし、何よりストップモーションで撮影してありますよね。制作には気が遠くなるような時間が掛かったんじゃないかと思います。最近のサンリオはキティちゃんなどのキャラを使った本当にお子ちゃま向けといったアニメしか作っていないようなので、またこういう素晴らしい映画を作ってほしいものです。

でも、クララの声、杉田かおるっていうのは知りたくなかったな笑

名無しさま

子供のころはぼやあ~っと観ていたものですが、大人になってからじっくり見るとそのつくりの細やかさに驚かされますね!
ストーリーも面白くて、大人になってからでも(ツッコみつつ)とても楽しめる良い作品やと思います。

杉田かおるはびっくりでしたが、当時はブレイク中のカワイイ女優さん時代だったのかな?

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みかんです。
2005年12月3日生まれ。マーシャルフェレット/シナモン
マヌケ&お笑い担当。
★2013年8月1日 虹の橋を渡りました

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にまめです。
マーシャルフェレット/ブラックセーブル
腹黒担当。 ★2014年6月23日 虹の橋を渡りました(8さい6ヶ月と6日)


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