〈みんなのうたと地震を調律する男〉
先日会社の同僚の若いコが「これ、めっちゃトラウマやったんです〜」といって教えてくれたNHK「みんなのうた」。
「メトロポリタンミュージアム」という歌だそうで、はじめて見たんやけど確かにラストがなぁ。。一方通行の夢旅行…。ひい〜。
2Dアニメやなくて人形ていうのがアカンのかな。画面も暗いし、ミイラやし。
私の世代やと「みんなのうた」といえばこっち↓なんだけどな〜。トラウマちゃうけど。
こんなテクノポップな曲やったんや。すっかり忘れてたわ。
編曲坂本龍一なんや。。なるへそ。
「コンピューターおばあちゃん」て、イジー・トルンカの名作アニメ「電子頭脳おばあさん」から着想したタイトル??
こっちは「メトロポリタン…」よりもっとトラウマやな。。
ずいぶん逸れた。
「メトロポリタンミュージアム」がトラウマやったらこちらの映像とラストはもっとトラウマ!な映画を先日観てきた。

ピアノチューナー・オブ・アースクエイク。
「メトロポリタン〜」も「電子頭脳おばあさん」もぶっとぶ衝撃のキング・オブ・トラウマ人形アニメ「ストリート・オブ・クロコダイル」の生みの親、ブラザーズ・クエイ監督の長編映画。
壊れかけた人形、耽美、退廃、狂気に幻想。
この言葉のどれかが好きや!と言う人にはハマるクエイ兄弟の映像作品は難解で意味不明なもんがかなり多い。
私も「ストリート…」はその映像美にくぎづけになったけど、それ以降の作品は難しすぎて数本を除けば短編にも関わらずネムくなってしまうものが実はほとんど。
映像はすごく好きなんやけど、彼らの敬愛するヤン・シュヴァンクマイエルみたいにもうちょっとハッキリしたストーリー性があればステキやのになぁと思うのは凡人の考えなんか?
そして今回はじめて足を運んだのが、大阪・九条にある「シネ・ヌーヴォ」。

入り口の作りでもう期待どおりの空気感が伝わってくる。
白塗り劇団「維新派」の座長・松本雄吉氏が手がけはった劇場内は、狭さといい地下というロケーションといい、壁にずらり並ぶ映画雑誌やマイナー映画のフライヤーといい、どんどん少なくなっている単館劇場のいい雰囲気をぎゅぎゅぎゅっと濃縮したようななんとも言えへん濃ゆい空気。
ずーっと前にあった梅田の「シネ・ヌーヴォ」をもっとひっそり派手に(??)した感じか。
しかしかなりの狭さにもかかわらず、女子トイレの個室は充実の3つというのがなんか笑える。
さらに劇場の内装も目をみはる。
泡が壁面に描かれており、イスに座って天井を見上げると、まるでクラゲの体内から水面を観ているような奇妙な感覚になる。
ああ〜なんか夢の中にいるようないないような。。
意味分からん??一度行ってみてくださいな。
そういう空間で観るクエイ兄弟の最新作。
実写とアニメーションの融合、離島で試みられる不気味な計画、魂を抜かれた美しい歌姫、数々の奇妙な自動人形たち。。クエイ兄弟の創るダークな世界感はどんなものか、期待がふくらむわあ。
が!!
中盤何度睡魔に襲われたことか!!
以下超カンタンネタバレ。いないとは思うけど、観る予定のある人は飛ばしてね。
美しい歌姫に恋したマッドサイエンティストのオッサンが奇妙な術で歌姫の魂を抜き、自宅のある離れ小島へ拉致ってくる。
そして自分の作った自動人形たちを調律するために天才的な聴力をもつピアノ調律師を島へ呼ぶ。
調律された自動人形たちと歌姫を使い、マッドサイエンティストが企むのは完全なる自分ワールドを作り上げることだった。。。
文字で読むと分かりやすそうに思えるストーリーやけど、映像になるとまあ小難しいというか回りくどいっちゅうか意味不明っちゅうか。
だって、「地震を調律する男」って言われても「ハァ?」って感じやんね。
まぁ睡魔に襲われたとはいえ、孤島の邸宅や自動人形の造形美はすばらしかったし、始終何かを演じている庭師たちも奇妙な空間を演出する効果大。
ラストに向かっての緊張感や(博士の胞子放出はちょっとワラエタが)完全に閉じた博士の狂気の世界の描写、歌姫を救えなかった調律師が永遠に繰り返す時間の中に閉じ込められてしまうという哀しくも美しい情景はツボやったけど。
けど、せっかく人形や奇妙な機械が出てきてワクワクしてるのに、チラ見せで隠されたという感がかなり残った。
もうちょっと「おおっ!!そんな風に使うのか?!そんな動きをするのか!!」と驚かせてほしかったんやけど。
ちぇっ、そそっといてそんだけしか見せないのかよ。みたいな。
「製作総指揮」がどのくらい映画の内容に関わっているのかは知らないけど、苦手なテリー・ギリアムが製作総指揮。眠くなったのは彼のせいか〜?!人形見せろ〜!
クエイ兄弟のエグイ世界が観たかったんだけどなー。
集中が足りへんかったか、もう一回観るべきか、迷うとこやなぁ。。
ご覧いただき感謝です。今年の最後はとっても陰気なハナシでシメてしまった。。。
でも、シネ・ヌーヴォはとてもすてきな場所でした。映画ではなく「この映画館へまた行きたい!」と思う映画館に出会えてよかった。(遅いか)
こんなブログですが今年一年おつきあいいただいた方や、たくさんコメントくださった皆様には大大感謝!
ほんとにありがとございました。
皆様、よいお年をお迎えください。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。
あっ、ついでにポチポチポチっとよろしくです!



みかんとにまめ、先代ぽんきちの写真あります。剪紙のページつくりました。
ホームページkasparek'sへ
「メトロポリタンミュージアム」という歌だそうで、はじめて見たんやけど確かにラストがなぁ。。一方通行の夢旅行…。ひい〜。
2Dアニメやなくて人形ていうのがアカンのかな。画面も暗いし、ミイラやし。
私の世代やと「みんなのうた」といえばこっち↓なんだけどな〜。トラウマちゃうけど。
こんなテクノポップな曲やったんや。すっかり忘れてたわ。
編曲坂本龍一なんや。。なるへそ。
「コンピューターおばあちゃん」て、イジー・トルンカの名作アニメ「電子頭脳おばあさん」から着想したタイトル??
こっちは「メトロポリタン…」よりもっとトラウマやな。。
ずいぶん逸れた。
「メトロポリタンミュージアム」がトラウマやったらこちらの映像とラストはもっとトラウマ!な映画を先日観てきた。

ピアノチューナー・オブ・アースクエイク。
「メトロポリタン〜」も「電子頭脳おばあさん」もぶっとぶ衝撃のキング・オブ・トラウマ人形アニメ「ストリート・オブ・クロコダイル」の生みの親、ブラザーズ・クエイ監督の長編映画。
壊れかけた人形、耽美、退廃、狂気に幻想。
この言葉のどれかが好きや!と言う人にはハマるクエイ兄弟の映像作品は難解で意味不明なもんがかなり多い。
私も「ストリート…」はその映像美にくぎづけになったけど、それ以降の作品は難しすぎて数本を除けば短編にも関わらずネムくなってしまうものが実はほとんど。
映像はすごく好きなんやけど、彼らの敬愛するヤン・シュヴァンクマイエルみたいにもうちょっとハッキリしたストーリー性があればステキやのになぁと思うのは凡人の考えなんか?
そして今回はじめて足を運んだのが、大阪・九条にある「シネ・ヌーヴォ」。

入り口の作りでもう期待どおりの空気感が伝わってくる。
白塗り劇団「維新派」の座長・松本雄吉氏が手がけはった劇場内は、狭さといい地下というロケーションといい、壁にずらり並ぶ映画雑誌やマイナー映画のフライヤーといい、どんどん少なくなっている単館劇場のいい雰囲気をぎゅぎゅぎゅっと濃縮したようななんとも言えへん濃ゆい空気。
ずーっと前にあった梅田の「シネ・ヌーヴォ」をもっとひっそり派手に(??)した感じか。
しかしかなりの狭さにもかかわらず、女子トイレの個室は充実の3つというのがなんか笑える。
さらに劇場の内装も目をみはる。
泡が壁面に描かれており、イスに座って天井を見上げると、まるでクラゲの体内から水面を観ているような奇妙な感覚になる。
ああ〜なんか夢の中にいるようないないような。。
意味分からん??一度行ってみてくださいな。
そういう空間で観るクエイ兄弟の最新作。
実写とアニメーションの融合、離島で試みられる不気味な計画、魂を抜かれた美しい歌姫、数々の奇妙な自動人形たち。。クエイ兄弟の創るダークな世界感はどんなものか、期待がふくらむわあ。
が!!
中盤何度睡魔に襲われたことか!!
以下超カンタンネタバレ。いないとは思うけど、観る予定のある人は飛ばしてね。
美しい歌姫に恋したマッドサイエンティストのオッサンが奇妙な術で歌姫の魂を抜き、自宅のある離れ小島へ拉致ってくる。
そして自分の作った自動人形たちを調律するために天才的な聴力をもつピアノ調律師を島へ呼ぶ。
調律された自動人形たちと歌姫を使い、マッドサイエンティストが企むのは完全なる自分ワールドを作り上げることだった。。。
文字で読むと分かりやすそうに思えるストーリーやけど、映像になるとまあ小難しいというか回りくどいっちゅうか意味不明っちゅうか。
だって、「地震を調律する男」って言われても「ハァ?」って感じやんね。
まぁ睡魔に襲われたとはいえ、孤島の邸宅や自動人形の造形美はすばらしかったし、始終何かを演じている庭師たちも奇妙な空間を演出する効果大。
ラストに向かっての緊張感や(博士の胞子放出はちょっとワラエタが)完全に閉じた博士の狂気の世界の描写、歌姫を救えなかった調律師が永遠に繰り返す時間の中に閉じ込められてしまうという哀しくも美しい情景はツボやったけど。
けど、せっかく人形や奇妙な機械が出てきてワクワクしてるのに、チラ見せで隠されたという感がかなり残った。
もうちょっと「おおっ!!そんな風に使うのか?!そんな動きをするのか!!」と驚かせてほしかったんやけど。
ちぇっ、そそっといてそんだけしか見せないのかよ。みたいな。
「製作総指揮」がどのくらい映画の内容に関わっているのかは知らないけど、苦手なテリー・ギリアムが製作総指揮。眠くなったのは彼のせいか〜?!人形見せろ〜!
クエイ兄弟のエグイ世界が観たかったんだけどなー。
集中が足りへんかったか、もう一回観るべきか、迷うとこやなぁ。。
ご覧いただき感謝です。今年の最後はとっても陰気なハナシでシメてしまった。。。
でも、シネ・ヌーヴォはとてもすてきな場所でした。映画ではなく「この映画館へまた行きたい!」と思う映画館に出会えてよかった。(遅いか)
こんなブログですが今年一年おつきあいいただいた方や、たくさんコメントくださった皆様には大大感謝!
ほんとにありがとございました。
皆様、よいお年をお迎えください。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。
あっ、ついでにポチポチポチっとよろしくです!
みかんとにまめ、先代ぽんきちの写真あります。剪紙のページつくりました。
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コメント
ぽんさま
ここ、すっごい気に入ってしまいました。
時間が中途半端で商店街や街を散歩できなかったんが心残りでした。
テリー・ギリアムは最近の3作品ほど観ましたが全然ダメで…。
そのせいだけではないと思います。
クエイ兄弟の前作の長編もかなりタイクツだったので(苦笑)
ここ、すっごい気に入ってしまいました。
時間が中途半端で商店街や街を散歩できなかったんが心残りでした。
テリー・ギリアムは最近の3作品ほど観ましたが全然ダメで…。
そのせいだけではないと思います。
クエイ兄弟の前作の長編もかなりタイクツだったので(苦笑)
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テリー・ギリアムも当たりはずれあるけど、このところはずれが目につくし。
博士の胞子放出←けど、ここに食いつきました(笑)
シネ・ヌーヴォ良かったやろ。あの周囲の環境も含めて。トイレのタイル貼りのレトロ感もたまらん。
今年はおおきに。また来年もあそぼね。ではよいお年を!