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ヴィジュアルの美・文章の妙

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土曜日の関西はいい天気で気温もかなり暖かかった。
この日、JR京都伊勢丹で開催中の「四大浮世絵師展」を観に行ってきた。

ukiyoe_1.jpg

美術や歴史の教科書で必ず目にする浮世絵。
でも実は実物をきちんと観た記憶が…ナイ。
展示されているのは写楽・歌麿・北斎・広重と名前は誰でも知っている超有名人ばかり。

美術館「えき」は初めて。展示の点数も確認していなかったのであまり規模の大きくない会場だな~すぐ観終わるかなぁ~と思ってたら意外!
かなり見応えのある展示やった。

印刷物では分からない繊細な色(一体何枚の版が必要やったんだろう!)や「これも彫ってるの??」という細かい模様や線の一本一本まで、暗い展示室の中、思わず顔を近づけて観ずにはいられない。
他のお客さんたちもみんなそんな感じ。
「作品の保護のため」なので仕方ない暗さやけど、もちょっと明るい照明の下でじっくり観てみたかったなぁ。

数ある作品の中で、やっぱり面白いなぁ~と思ったのは葛飾北斎。

hokusai_3.jpg

hokusai_2.jpg

奇抜な題材、レイアウトの斬新と余白の美!さすが世界に誇る絵師やねえ。
今更ながらに感心しきり。2時間じっくり楽しめた展示でした。
富岳三十六景と言えばコレ!の超定番「赤富士」や「神奈川沖浪裏」も実物は初めて。意外に小さい作品なのが驚きでした。

中右コレクション 四大浮世絵師展 ~写楽・歌麿・北斎・広重~
JR京都伊勢丹美術館「えき」にて21日まで。





ハナシは変わって。
新刊ではないけどコミックが出たら買おうと思ってたのを今頃ゲット。

rampo.jpg

江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」。
自分と瓜二つの事業家が死んだのを知った売れない作家が、事業家が生き返ったように見せかけて彼になりすまし、巨万の富を自分のものにして妄想の「パノラマ島」を作り上げるハナシ。
土葬の墓を暴き、事業家の死体を掘り起こしたり、自分の正体を妻に知られはしないかと苦悩する小説家の精神描写はキモチワルイ江戸川乱歩ワールド満載。
何より奇妙な島の描写が圧巻の中編小説なのだが、これを映像になんてできるのだろうか?

丸尾末広ならできるかも。
作風はなんと言うか、とにかくこっちも個性的でかなりキモチワルイので好き嫌いがくっきり分かれる作家さんやと思うけど私の好きな漫画家の一人でもある。
キモチワルイ×2であの世界観を見事に再現してくれるはず!とわくわくしてページを開いた。

が、感想は…、意外にも「物足りなかった」
ダメなんやなくて、原作に忠実なストーリーだし、末広ワールドも絵の一枚一枚が絵画のように美しい。後半延々と描かれるパノラマ島の異様な雰囲気もよく出てるなぁと思う。
でも、何故か原作を読んだときのような興奮や満足感は得られなかったなぁ。

文字だけで広がる自分の想像ははっきり形にできるものではないのに、目で直接的に見る画がそれに勝てない…?
それだけ乱歩の文章が優れているということなんかな。
もうちょっと人物の精神状態のドロドロや明智小五郎サイドのストーリーなんかも描いていたらもっとエグい作品になってたかも。
末広氏の「夢のQ-SAKU(気分悪くなる可能性があるからおすすめしません…)」みたいなんを期待してたのでちょっと残念。


全然違う話2つでしたが、優れた作品は画であれ文であれ何であれ人の心をわしづかみにするもんなんですね。


みかんとにまめ、先代ぽんきちの写真あります。剪紙のページつくりました。
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コメント

北斎の

漫画(春画も含めて)を初めててみたときは感動しました。

版画自体もかなり実像をデフォルメですが実像より力強いンですが、
もっと物の芯だけ残したようなものですばらしいものです。

いい物を見ると人生が豊かになるものだと思います。
若ければ若いほど、あたいだってまだ遅くないからがんば!ば?と感化されています。

ヘルブラウさま

何だか「ザ・日本」のような感じがしてあまり食指が動かなかった浮世絵でしたが、やはり実物を見ると心に響くものがありました。
なんでも食わず嫌いは良くないですねえ。
もっと足を運んで色々見て心をうるおさなければ!

北斎の景色の切り取り方、すごいですよね。
浮世絵を見るたび、彫師や摺師の技の素晴らしさに驚かされます。
日本が誇れる技の集結、昔は陶磁器を輸出するときの包み紙にされていたんですもの、なんて大胆なことしてくれるんだ!の勢いです。
伊勢丹の浮世絵師展、都合がつかなくて見損ねました。
頭の大きな福助さん、会いたかったな。

あーこの展覧会、行こうと思て忘れてた!

石井輝男の「恐怖奇形人間」は観てへんの?
ビデオには絶対できひん怪作にして、ラスト爆笑。

わー

素敵ですー
いきたいなぁーーっ

年末に徳島県の「大塚国際美術館」行ったっきり絵を見てませんーっ
http://www.o-museum.or.jp/japanese/index.html

京都・・京都・・・・
もうちょっと暖かくなってから行こう・・かな(へたれw)
あ・・21日までとか・・・・・
ぜったい無理・・w

紫さま

ユーモラスな福助人形にも会ってきましたよ~(笑)

私は実物をきちんと観たのはおそらく今回が初めてだと記憶しているのですが、もう月並みですが「すごい~」の一言。
写楽は活動期間1年の間に100数点もの作品を残しているのですね。
いったいいつ寝ていたのだろう…??とやはり月並みな感想を思わずにはいられません。すごい情熱です。

ぽんさま

期間、終わっちゃいましたね。。
そんなぽんさまにはこちらをお薦めいたします~。

http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/index.html

「恐怖奇形人間」、時々リバイバルしてますよね…。観たい観たいと思っているのですがまだ観てません。
YOUTUBEで予告だけ見つけたので後で観てみます!

みやこさま

この日は気温も高くてラッキーでしたよ。

徳島にもすてきな美術館があるんですね。
京都の「えき」は美術館というよりは展示会場といったこじんまりした雰囲気でしたが、きちんとした(?)美術館の空気って非日常的で何かいいですよね。

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みかんです。
2005年12月3日生まれ。マーシャルフェレット/シナモン
マヌケ&お笑い担当。
★2013年8月1日 虹の橋を渡りました

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にまめです。
マーシャルフェレット/ブラックセーブル
腹黒担当。 ★2014年6月23日 虹の橋を渡りました(8さい6ヶ月と6日)


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