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それは愛ですか?〈ディア・ドクター〉

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xizaiyanqian2.jpg

剪紙「喜在眼前」をアップしました。
前回の形がどうも納得いかずで新しく切り直しました。。
よろしければこちらからどうぞ。

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dear.jpg

久しぶりの映画ネタです。

またしても西川ワールドにやられてしまったあ。
ディア・ドクター」を観てきた。
レディースデーの朝イチ、10分前に劇場へ行ったらほぼ満席で前から2列目の席になってしまった。
ううっ、首がクルシイ。


無医村に2年前から赴任してきた医者の伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪し、捜索が始まるというところから物語は始まる。
都会からは隔絶された山村で「神様や仏様よりも先生の方が大切」とまで言われた人物やのに、彼はどうして失踪してしまったのか。
研修医の相馬(瑛太)が赴任してから伊野が失踪するまでの2ヶ月間の時間を行ったり来たりしながら物語は進んで行く。

前作の「蛇イチゴ」「ゆれる」もそうやけど、派手な演出やCGもまったく無縁の西川監督映画。
にも関わらず観る側の心にずしんとくる静かな強さを持つストーリーにノックアウト。
テーマが人の心を扱うだけに何だか人ごとの感じがしないということもあるかもやけど、とにかくストーリーの組み立てがうますぎ。
誰もが持つ心の二面性や機微にこちらの気持ちも揺さぶられながら、最後まで引きつけて離さない。
複雑なテーマなのに、全く緊張が切れずに観られてしまうんよね。

ストーリー中の台詞ももちろんやけど、セリフ以外の役者さんの表情にも心が動かされる。
言外の表情、行間のひとつひとつに複雑な揺れが見えてセリフ以上に突き刺さるシーンも多々。
救急患者を無事処置した後、車中で鶴瓶を見つめる余貴美子の目つきがものすごく怖かったぁ。。

そして、ストーリーとは直接関係ないシーンも印象的。
八千草薫(田舎のババア役でもすごい上品や。。)に鶴瓶が野球の見方を教えるシーンや彼女の家に集まった娘たちの会話、鶴瓶がボケた父親に向かって話す電話ボックスのシーン等など。。
細かい演出がそれぞれの人物に奥行きを与えて、暑苦しいくらいの人間くささがより際立つように思えた。


なんで鶴瓶?と思ってたけれど、観て納得。
あの開いてるか開いてないか分からへん目にやられた~。
「無医村にやってきた神様のような先生」には観る側も冒頭からなんとなくうさんくささを感じる。
そのうさんくささと、「いや、ただのええ人ちゃう?」と惑わせる空気感は、この人ならではなんじゃなかろうか。とも言いたくなってくる。



「ゆれる」に続いて今回は脇で出演の香川輝之もまたしてもええ味。
とぼけたような、自分のことは絶対腹を割って話さなさそうな、これまたつかみにくい鬱陶しい人間を演じてはる。
彼演じる製薬会社の営業マンと刑事のやり取りは誰もが一番はっとするシーンなんだろうな。


その行動は愛なのか?

はたまたただの欺瞞?
欺瞞だとしたら、それば他人になのか自分へなのか。
どれもあてはまるしどれもしっくりこない気がする。。


白旗さながらに白衣を振ってそれを道ばたに放り出す伊野。
濃密な人の感情がリアルに描かれていく中で、ラストだけが唯一作りもんくさい。
なのにどういうわけかそれにほっとしてしまった。


本編とは関係ないけど、久しぶりに購入した映画パンフ内で、取材の際に僻地に勤務する医者が異口同音に「志の高い医者ほど僻地任務は勤まらない」と話していたというくだりに、きれいごとでは片付けられない現実をちらりと覗いたような心持ちになった。
生きて行くのって、面倒なもんやねえ。。。


モントリオール映画祭に出品されるそう。
私の中では今年観て印象に残った映画ベスト3に入ること確実!
高評価していただきたいもんやねえ。
観ようか迷われてる方はぜひ!






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コメント

西川監督

の映画は好きです。
この映画早く見たいなぁ~、もうみたKasparekさんがうらやましいよー。
こちらで2週間ごとに配達してもらう日本のドラマのDVDで香川照之さんの刑事役
存在感のない主役と違って存在感ありすぎで面白いです。

ヘルブラウさま

前作よりも分かりやすいというか、入りやすい印象でした。
ぜひ観てくださいね~。
日本のドラマの刑事役って…。。。キムタクのですか??違いますよね??

鶴瓶は目がぜんぜん笑うてないとこが、そこはかとなくコワイ。そういうキャラを活かしてはるにゃろねぇ。気になる映画やわ。
ちなみに、このところ見る映画見る映画、全部外してます(号泣)
鈍獣やマメシバもあかんかったわ。

ぽんさま

えええ~、マメシバ、だめでしたか。。興味あったのに。。
「鈍獣」はアカンような匂いがしていたのでスルーしたのですが、やっぱしアカンでしたか。
では、お口直しにぜひ「ディア・ドクター」を。

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みかんです。
2005年12月3日生まれ。マーシャルフェレット/シナモン
マヌケ&お笑い担当。
★2013年8月1日 虹の橋を渡りました

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にまめです。
マーシャルフェレット/ブラックセーブル
腹黒担当。 ★2014年6月23日 虹の橋を渡りました(8さい6ヶ月と6日)


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