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屋根裏のポムネンカを観た

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しばらく更新していないので同じのばっかしですが。。蛇・鶏・鼠の剪紙です。

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「チェコ人形アニメ最後の巨匠」と言われるイジー・バルタの最新作、「屋根裏のポムネンカ」を観て来た。

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名作「笛吹き男」から24年、未完(?)の「ゴーレム・パイロット版」から13年。
いよいよ「ゴーレム」完成か?!と思うも、最新作は屋根裏部屋で人に見捨てられた人形たちの冒険物語という何ともカワイラシイストーリー。
異様かつダークネス満載な上記2作と比べるとずいぶんホンワカしてるやん。

でも登場人物を見てみるとさすが!
見た目からしてクセのあるキャラが勢揃いしてるわ。
主役の「屋根裏のアイドル」ポムネンカはハトみたいに無表情な目が不気味。

pomunenka2.jpg

目の縦横が時折90°変わるのんも気色悪い。
眉間のシワとぷっとふくれた唇はかわいらしかったけど。

チェコの伝統的マリオネットのコラソン、テディベアのムハも、目つきが人形の無機質さをそのまんま残していて焦点がどこか定まらず、「愛らしい」という言葉はちょっとハマらへんなぁ。
体(素材?)のくたびれっぷりはすばらしく手が込んでおり、「味」を通り越して「打ち捨てられてかなりの時間がたった」感がよく出てる。日本やったら魂というより怨念が宿りそう。

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ねんどのシュブルトは王冠やブラシをくっつけた体で、体が文字通りバラバラになっても不屈の粘り強さで(粘土だけに)何度も復活。
そんなシュブルトやのっぺらぼーのチェス駒一家、切符の列車を見ていると、子供のころが思い出された。

完成されたおもちゃをあんまり買ってもらったことがなかったので、子供時代のおもちゃといえば、もらいものの時代遅れな人形やったり、化粧水や乳液の瓶(!)やった。
キラキラ飾り付きのヘアゴムを瓶のネックにくくりつけてハイ、きれいなおねえさんの出来上がり、なのだ。
絨毯の上に本を立てて仕切りをつくればりっぱなお屋敷になったし、四角いカゴは車になって隣の部屋のパーティー会場へひとっ飛び。
完成されたオモチャはほとんどなかったけど、驚異的な想像(妄想?)力を駆使して立派におとぎの世界に潜り込んでいたっけな。
そんな子供時代の頭の中が映像化されたような世界観やった。


悪の帝王(コイツだけが人間というのんも何や意味深やなー)に拉致られたポムネンカを助けるべく立ち上がる屋根裏のガラクタ人形たち。
波さながらに人形たちを襲うシーツの雪崩、コードをひきずりながら(しかし画の中の飛行機にはコードはないのだ)勇ましく飛び立つ飛行機。
全てが「仮」物であったり「ガラクタのつぎはぎ」で、本物のそれではないんやけど、この手の込み具合はさすがチェコのアニメ!と拍手したくなる。
実写と見まごうほどの3D映像が技術の粋なら、こっちはアイディアの粋。
途中やけどトレーラーをどうぞ。これだけでもワクワクするよ。
(注!再生すると音でます)



どうでしたか~?
ストーリーは王道的やけど、随所にヒネリが効いているのがチェコらしい。
単に「愛」とか「仲間のすばらしさ」、「勇気」などが着地点でないところがどこかの国の3Dアニメと違って、さすがやなぁと思ってしまうのだ。

パンフレットのバルタ氏のインタビューを読む。
「ポムネンカが勇敢に悪に立ち向かっているように見えるのは、勇敢なのではなく『本当にこわい』という感情的なことが理解できないからなのだ」
という言葉が印象に残った。
仲良しでありながら妙なしらじらしさ、噛み合わなさを感じた人形たちの会話は計算されてのことやったんやね。
人形たちは、ただ人間の日常生活のカタチをマネているにすぎないのだ。
それはあくまでもカタチであって、感情がそうさせているのではないと。
それとも、ストーリー全体が子供の幻想っちゅう設定なんかな?
子供には「本当の怖さ」を理解するって難しいもんね。

しかし、バルタ氏のコメントはとってもおちゃめだ~。
もう60を超えた初老のおじいさんやけどステキやわあ。惚れた。


人間によって打ち捨てられたあと、その人間の生活をなぞろうとする人形たちの姿はなんだかちょっと哀しく思えてしまう。
「古いものには魂が宿る」というバルタの言葉がそのまま形になった人形たちは、屋根裏でひっそりと蘇る。かつて人間の子供たちと一緒に遊んだ記憶を再現しながら。。
そう思うと何だかけなげでちょっと泣けるストーリーやねえ。

とこんだけホメときながらも途中ややネムかった箇所が。。あかん、DVD出たら買おっかな。


余談。
ものに宿る魂で、ずーっと昔にやった「クーロンズ・ゲート」というゲームを思い出した。
風水師になって異界の胡同を巡るストーリーで、異形のユニークさと世界観が好きですごいハマった。作り直してPS3で再発売したらハードもソフトも買う…かな?(いつするねん)

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コメント

もうじき、みなみ会館にも来るけど、絶対観に行ってるやろなぁと思ってました。やっぱりな。
このかわいくなささが、チェコアニメの王道やね。
私も一人っ子のわりに、貧乏で流行りの着せ替え人形なんか買うてもらえへんかったんで、妄想逞しく成長(笑)

ぽんさま

これはきっと「ゴーレム」の資金集めやろうと斜めに見つつ行ったのですが、思いのほか面白かったです。
フツーのファンタジーやったらガックリでしたが、さすがはチェコの巨匠!です。時間があればぜひ観に行ってください~。

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みかんです。
2005年12月3日生まれ。マーシャルフェレット/シナモン
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★2013年8月1日 虹の橋を渡りました

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