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夢は第一の人生…なんかも【サヴァイヴィング・ライフ】

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観てきました~。

予算が足らん、尺が足らん、コメディやけど笑えへんで、などなど御大のぼやき(笑)で幕を開けるヤン・シュヴァンクマエル監督の「サヴァイヴィング・ライフ」は全編コラージュのカットアウトアニメーション。
普通に俳優さんに演技させる方がよっぽど時間も予算もかからへんのんちゃうんか~とツッコみたくなりますが。

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うだつの上がらん日々を送る初老男が夢の中で美女と出会い、夢の虜となっていく悲喜劇です。
シチュエーション的には劇と現実との境目があやふやになり、果ては劇に呑み込まれてしまう「ファウスト」のようであり、精神分析が絡むストーリーやラストの救いのなさは前作「ルナシー」を思い起こさせました。

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夢という大きな暗喩の中に、さらに様々な事象が暗喩として散りばめられ、エロ、グロ、シュール3拍子なまさにシュヴァンクマエル!な超絶空間が次から次へと繰り出されていました。

しかし、前作もでしたが内容難しいよ~。
私も鑑賞中途中少々夢の中へ行ってしまいました。。疲れてたんよ~(言い訳)
ずーっと前から騒いでたくせに、不甲斐ない。

単純に映像の面白さに浸るだけでも充分かもですが、ストーリーの核が夢を読み解く精神分析なんでやっぱし面白い!よりも小難しい印象が残りました。
あんなシーンもこのセリフなんかもあれこれ意味があるんやろなーとか思うものの、なかなかついて行けへん。
フロイトとユングの肖像がケンカするシーンで何度も大笑いしていた人がいたけど、全然笑えんかったしな~。
全編起きた状態でもっかい細かいシーンまで観たいけど、何回観てもわからんもんはわからんかも。

「オテサーネク」までの氏の作品は「難しいけど面白い!」でしたが、近年の2作は「面白いかもしれないけど難しい!」印象です。。
近作から氏の作品を観たらとっつきにくさのほうが残っちゃうかなあ。
過去の作品と比べるとちょっと観るのに体力いる作品かもです。
しかし相変わらずなんは登場する食べ物がどれもこれも恐ろしく不味そうなとこ。
ハデな嘔吐シーンまであったし、ほんまに氏の作品は食欲減退しますわ。


ラストは予想通りの救いのない展開でした。もちろん起きてちゃんと観ましたよ。
夢の中の愛する女性が実の母であったという事実を知った主人公。
目を覚まし現実世界に戻るかと思いきや、涙を見せるヨメに背を向け、夢の中へ一目散します。
ああ~、かわいそうなヨメ。思わず感情移入しちゃいました。

夢の中では自殺したはずの女性(ハハ)がぱっちり目を開け、「泳ぎ方を教えてあげる」と言いながら手を差し伸べてラストへ。
バスタブに浮かぶ巨大化した母親に向かって血の湯船をバシャバシャ不器用に泳ぐ主人公は、まさに羊水の中の赤ん坊。
現実世界では職を失い、医師からは見放され、嫁にも背を向けて出て行った彼の人生はもう夢の中にしかないんでしょう。
どうやら彼にとっては女性の最初の予言(?)通り、夢が第一の人生になってしまったようです。
彼はここからどんな新しい人生をスタートさせるんやろか…と考えるとなんだか切なくなっちゃいました。

しかし男子にとって母親の影響というのは計り知れんものなんでしょうね。
長年連れ添ったヨメでさえハハにはかなわないらしい。。切ないですねえ。

…おっと、そんな感想でいいのか。



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みかんです。
2005年12月3日生まれ。マーシャルフェレット/シナモン
マヌケ&お笑い担当。
★2013年8月1日 虹の橋を渡りました

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にまめです。
マーシャルフェレット/ブラックセーブル
腹黒担当。 ★2014年6月23日 虹の橋を渡りました(8さい6ヶ月と6日)


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